盗聴器の紹介

ボックスタイプ

電池を使用して動作するタイプです。電波到達距離は、約２００メートルから６００メートル。電池を使用するため、３日間から７日間程度で電源が切れる。VOX機能が搭載されている機器の場合は、１週間から２週間程度使用することが可能になる。設置する場所を選ばないため、使用されるケースが多い。

VOX機能とは、Voice Operation Transmissionの略称で、音声に反応して通話が送信（スイッチがONになる）される機能です。

電話回線用盗聴器

中継ソケット型電話盗聴器

電話機のコードの中間に設置するタイプです。通話中のみ受信することが可能。

分岐モジュラーソケット型盗聴器

分岐ソケットとして交換し、使用します。

電話回線用盗聴器

電話機のコードの途中に設置します。このタイプは電源が供給されるため、半永久的に使用が可能です。

角型ヒューズ型・管ヒューズ型電話用盗聴器

保安器に設置、ヒューズ自身を交換して使用します。

偽装タイプ

偽装盗聴器とは、盗聴対象者にばれないよう、日用品や玩具、生活雑貨に外形を似せたり、玩具や生活雑貨の中に盗聴器を仕込んでいる無線型盗聴器です。

パソコン周辺機器や電話器周辺機器、又小型家電に偽装し、電源を半永久的に盗り続けながら盗聴し続けるものと、電池式（バッテリー式）で小型化され、持ち歩きが可能なものに大別されます。

リモコン盗聴器

遠隔操作でオン・オフできる盗聴器です。オフの状態では電波を発しないため、発見するのは非常に困難な盗聴器です。電波通達距離は２００〜４００メートル程度です。

スクランブル盗聴器

盗聴発信電波にスクランブルをかけて発信します。このため、専用受信機以外では聞くことができないため、発見するのは困難です。４種類の発信周波数を短時間（１秒間に数回）切り替える方式です。

ACクリップ式盗聴器

室内のコンセント内や電気製品等に設置するタイプです。電源供給できるので、半永久的に使用することが可能です。

コンクリートマイク

コンクリの壁など硬いものを伝わる振動を音に変えて聞くことのできるマイクです。水道管やガス漏れの音のチェックをはじめ、金庫の開錠等に使用されます。

また、盗聴目的では外の壁や隣の部屋から室内の音声を聞くことが出来ます。

ICレコーダー

記録メディアにフラッシュメモリを採用した録音機器。テープレコーダーのデジタル機器バージョンとも言える製品である。

カセットテープのように頭出しを行なう手間がかからず、記録時間がテープと比べて長い。また、フラッシュメモリはカセットテープと比べて小さいので、ICレコーダー本体のサイズも小さい。カセットテープと違い、記録した音声が劣化しないのもICレコーダーの利点である。

家電量販店等で安価に購入できるため、最近では室内や車内に設置して会話を録音して聞くという間接盗聴も多くなってきている。